うつ病の方へ
うつ病の方へ
私自身、うつ病の体験が無いのであくまで治療家としての感じた事を書かせて頂きたいと思います。
実際にうつ病と向き合っている方の細かい心の部分まで汲み取れていないかもしれませんが、お許しください。
ただ、私の感じた事が少しでもお役に立てればと思い文章を進めさせて頂きます。
何人かのうつ病の方を治療させて頂いて、全員では無いと思いますが、頭脳明晰な方が多い様に感じます。
誰でも自分の秀でた能力で人生を切り開いて行くものですが、逆に秀でた能力で失敗する可能性も高くなると思います。
体自慢の方ほど自分の体をいたわって使わない傾向が強いですし、直感力の秀でた方は直感力を当てにするので、逆にそれで失敗する可能性も高くなります。
頭脳明晰な方は物事の分析力が高いので、実際の現実より、頭脳で分析して脳の中に作り上げた世界を当てにして、暮らしてしまいやすく成るようです。
さて、「体」の事に話を向けますが、一言で云うと「体の状態が悪い」方が多いですね。
何十人も治療した訳では無いですが、私が出会った方々は体が硬く、固まった様な状態が多かったです。
腰も硬い、当然背中も硬い、首も硬い。
体が「硬い」だけでは医者に行っても相手にされませんし、一般的な認識でも体が硬いのは生まれつきとか、中には「俺は体が硬いんだ!」とまるで威張って居る様な方もいらっしゃいます。
この「体が硬い」事が、実は「大問題」なのです!
なぜ、体が硬いと大問題なのかは、「虹治療院」のホームページや自然良能会の書籍などを読んで頂いて、じっくり納得して頂きたいのですが、
例えば、首が硬くなると云う事は、首に関係する各種筋肉が慢性的に緊張している訳で、関係する血管・神経も慢性的に状態が悪化しますし、その影響で関係する器官・組織の能力も低下してしまいます。
たとえば一例として、唾液の分泌が悪くなります。
すると、食事中に汁物や水が無いと食物が喉を通りづらい。
分泌の正常な人は唾液が十分に出るので、水分を取りながらでなくとも食事が出来ます。
しかも、唾液の消化酵素や殺菌効果が充分に働くので、食中毒や感染症にも強く、胃に対する負担も減ります。
これが唾液ばかりでなく、全ての器官に云える事ですから、同じ頸部の甲状腺の能力が低下したら甲状腺ホルモンの分泌異常が起きます。
分泌過剰であったり、分泌不足であったり、どちらも機能の異常です。
この様な事が体中で起きる訳ですから、特に頸椎1番の変位から脳内の重要なホルモンなどの指令系統も正常では居られなくなります。
全身の神経バランス、ホルモンバランスなどの変調は、もはや体の事では済まなくなって感情まで体の状態によって引きまわされます。
唾液の場合は食事の時、汁物が要るか要らないか位で済みますが、脳内の「喜びホルモン」や「怒りホルモン」が足りなかったり多すぎたりでは大変な事になってしまいます。
人生の目的となる幸福感の根底が成り立たなくなります。
うつ病の方の治療をした感想ですが、これだけ体の状態が悪かったら「動きたくない」「何も考えたくない」「どうしようもない」と感じるのは「正常」な反応ではないかと思いました。
逆に、やっとうつ状態を抜けた!と妙にハイテンションになる時が有るようですが、この時の方がむしろ「異常」ではないかと思います。
しかもその様な時の方が自分自身も周りの人たちも、脱却した!(正常である)と云う評価をしてしまいがちです。
周りの人の事はともかく、自分が自分自身に対しての評価を変えることは出来ます。
うつ状態をダメとしてしまわないで、長い時間をかけて体の状態を悪くしてしまったのだから、むしろ心も体も身動きが取れないのは当たり前で、ならばうつ状態は体の正常な反応ではないか。
そう云う考えに立ってみては如何でしょうか?
それならば!と、考え方もやる事もスタートラインが違って来るのではないかと思います。
私の少ない経験ですが、治療家の立場から見えた世界です。
もし、少しでもお役に立てたら良いと思い書かせて頂きました。
当然、体の治療をする事をお勧めします。
心は時空を超えて動き回りますが、体は「物体」ですから、理に沿って少しずつ変わって行きますし、急に崩れる事も有りません。
「体」を正常に安定させてゆく中に、安定した「心」の作用が顕われるという「理」が有ります。
2009.06.19 大久保 龍
私自身、うつ病の体験が無いのであくまで治療家としての感じた事を書かせて頂きたいと思います。
実際にうつ病と向き合っている方の細かい心の部分まで汲み取れていないかもしれませんが、お許しください。
ただ、私の感じた事が少しでもお役に立てればと思い文章を進めさせて頂きます。
何人かのうつ病の方を治療させて頂いて、全員では無いと思いますが、頭脳明晰な方が多い様に感じます。
誰でも自分の秀でた能力で人生を切り開いて行くものですが、逆に秀でた能力で失敗する可能性も高くなると思います。
体自慢の方ほど自分の体をいたわって使わない傾向が強いですし、直感力の秀でた方は直感力を当てにするので、逆にそれで失敗する可能性も高くなります。
頭脳明晰な方は物事の分析力が高いので、実際の現実より、頭脳で分析して脳の中に作り上げた世界を当てにして、暮らしてしまいやすく成るようです。
さて、「体」の事に話を向けますが、一言で云うと「体の状態が悪い」方が多いですね。
何十人も治療した訳では無いですが、私が出会った方々は体が硬く、固まった様な状態が多かったです。
腰も硬い、当然背中も硬い、首も硬い。
体が「硬い」だけでは医者に行っても相手にされませんし、一般的な認識でも体が硬いのは生まれつきとか、中には「俺は体が硬いんだ!」とまるで威張って居る様な方もいらっしゃいます。
この「体が硬い」事が、実は「大問題」なのです!
なぜ、体が硬いと大問題なのかは、「虹治療院」のホームページや自然良能会の書籍などを読んで頂いて、じっくり納得して頂きたいのですが、
例えば、首が硬くなると云う事は、首に関係する各種筋肉が慢性的に緊張している訳で、関係する血管・神経も慢性的に状態が悪化しますし、その影響で関係する器官・組織の能力も低下してしまいます。
たとえば一例として、唾液の分泌が悪くなります。
すると、食事中に汁物や水が無いと食物が喉を通りづらい。
分泌の正常な人は唾液が十分に出るので、水分を取りながらでなくとも食事が出来ます。
しかも、唾液の消化酵素や殺菌効果が充分に働くので、食中毒や感染症にも強く、胃に対する負担も減ります。
これが唾液ばかりでなく、全ての器官に云える事ですから、同じ頸部の甲状腺の能力が低下したら甲状腺ホルモンの分泌異常が起きます。
分泌過剰であったり、分泌不足であったり、どちらも機能の異常です。
この様な事が体中で起きる訳ですから、特に頸椎1番の変位から脳内の重要なホルモンなどの指令系統も正常では居られなくなります。
全身の神経バランス、ホルモンバランスなどの変調は、もはや体の事では済まなくなって感情まで体の状態によって引きまわされます。
唾液の場合は食事の時、汁物が要るか要らないか位で済みますが、脳内の「喜びホルモン」や「怒りホルモン」が足りなかったり多すぎたりでは大変な事になってしまいます。
人生の目的となる幸福感の根底が成り立たなくなります。
うつ病の方の治療をした感想ですが、これだけ体の状態が悪かったら「動きたくない」「何も考えたくない」「どうしようもない」と感じるのは「正常」な反応ではないかと思いました。
逆に、やっとうつ状態を抜けた!と妙にハイテンションになる時が有るようですが、この時の方がむしろ「異常」ではないかと思います。
しかもその様な時の方が自分自身も周りの人たちも、脱却した!(正常である)と云う評価をしてしまいがちです。
周りの人の事はともかく、自分が自分自身に対しての評価を変えることは出来ます。
うつ状態をダメとしてしまわないで、長い時間をかけて体の状態を悪くしてしまったのだから、むしろ心も体も身動きが取れないのは当たり前で、ならばうつ状態は体の正常な反応ではないか。
そう云う考えに立ってみては如何でしょうか?
それならば!と、考え方もやる事もスタートラインが違って来るのではないかと思います。
私の少ない経験ですが、治療家の立場から見えた世界です。
もし、少しでもお役に立てたら良いと思い書かせて頂きました。
当然、体の治療をする事をお勧めします。
心は時空を超えて動き回りますが、体は「物体」ですから、理に沿って少しずつ変わって行きますし、急に崩れる事も有りません。
「体」を正常に安定させてゆく中に、安定した「心」の作用が顕われるという「理」が有ります。
2009.06.19 大久保 龍