気象病の治療について

◯気象病の治療について
四季の変化が美しい日本。しかし変化は激しく、夏は暑く、冬は寒く、特に夏に向かって気温が日に日に上昇する中で「梅雨前線」の到来で気圧の変動が激しく、湿度が高く、この季節は体調を狂わせる人が一番多い時期とも言えます。
最近「気象病」に付いての問い合わせが多いので、今回まとめてみました。

「気象病」と云っても、個別の症状がある訳ではなく、めまい、頭痛、低血圧、鬱、脱力感、食欲不振など所謂「体調不良」や、喘息、リウマチ、アレルギー、腰痛、肩凝り、関節痛などその人ならではの持病と言える症状が悪化する場合など、表れ方は様々です。
「気象病」と云う病気がある訳ではなく、整理分類上仮に作った言葉ですので「気象病」と云う病気を治すと云う考え方ではなく「自分の健康度に余裕が少ない」と捉える方が本質的です。環境が変わると自分の弱点部分に変動が現れると云うのが本質です。
自分が、もっと「本当に健康」になる事を目指す事が、唯一で正しい治療法です。
漢方薬や運動法なども有ります。私なら温冷浴をしたり、あえて激しい運動をしたり、集中的にストレッチをしたりしますが、これらは急場を凌ぐ「対処法」だと考えた方が良いです。

人が健康に生きる為の「必要な条件」
◯歪みの少ない正しい骨格、しなやかな筋肉。この両者から来る「正しい姿勢」「正しい動き」
◯しなやかな体に宿る、余裕の有る「血液循環」と整備された「自律神経反射」
◯食事は、人が食べるべき本来の食品を適度に食べる。
◯自分中心の考え方で、他の人を批難したり排除しない、正しい観念に基づいた明るい考え方。
◯自然のサイクルに従った生活環境と生活リズム。
◯人間として生きて行く為に本来必要な、日々の「運動量」も大切です。
 その他にも色々有ると思いますが、正しく健康に生きる為に「必要な条件」の中で、自分にとって「足りない要素を補う事」が一番大切なことです。
「私は気象病だからこの季節はダメなの」と、「気象病」と名前を付ける事で、気象のせいにして、季節が過ぎると「治った」などと考えていると何も進歩が有りません。病気としないで、環境の変化に付いて行けない「健康度に余裕のない自分」と認識しましょう。
この先ずっと気候の変動や、人間環境の変化、仕事の変化、生活時間の変化、はたまた出産子育てや親の介護、最終的には「加齢」など、環境の変化には終わりが有りません。
その度に周りのせいにしていてはキリが有りません。「気象病」「転職病」「子育て病」「介護病」「加齢病」等々。
一つ一つ名前を付けて病気として対処だけして行くなら、人生の終盤になる程「逃げ場のない状況」になるのは目に見えています。
 実はこれは「熱中症」や、感染症流行時の「免疫力」も同じ事が言えます。困った時だけ慌てて「水を飲もう」「明るく過ごそう」などの手を打っても表面的な対処法でしか有りません。日々毎日の、余裕のある「健康づくり」の日々こそが最後の日まで影響をします。

自然良能会の「骨盤調整」は、「必要な条件」の中でも、体の最も根本となる「骨盤」(骨格の要(かなめ))に発生する骨盤深部の「歪み」を調整します。
これは自分では出来ない作業なので、定期的に治療を受けることは大変貴重な事です。

2020年7月4日