はじめに・腰痛10の大間違い

「腰痛」10の大間違い
①原因は確実にある
②「痛み」が消えても治ってない
③レントゲン、MRIには映らないもの
④痛いのは筋肉、原因は骨格、長引くと神経
⑤ぎっくり腰、繰り返すのは当然
⑥筋肉を鍛えてもダメ
⑦肩凝り、膝関節症の原因は「腰」
⑧腰痛がある様な状態が、殆どの病気の原因になっている
⑨ヘルニアの原因、すべり症及び分離症の原因、狭窄症の原因、圧迫骨折の原因
⑩一番大切なのは「柔軟性」。でもストレッチ体操だけでは解決しない

~はじめに~

腰痛に対する「大間違い」は実際は10では終わら無いのですが、フェイスブックに読みやすい様に10に分けて掲載した文章です。
 特に、文中にも有りますが、②「痛み」の問題は最大かと思います。
「痛み」→腰痛。「痛みがとれた」→治った。とする図式が最大の間違いです。
「腰」の重要性は、体を支える役割である「骨格」の、更に「要」ですから、「腰痛」とは「骨格が体を正しく支える事が出来ない状態」のアラームです。この状態はただアラーム(痛み)が止まっても、特に構造的に手を打っていない限り基本的な状況は変わっていません。治ったのでは無くて「痛みが消えただけ」と解釈して頂いたら良いです。
ぎっくり腰なども「一度やるとクセになる」と言いますが、実際は本質的に治っていないので何度でも繰り返すのです。
体を支えるのは「筋肉」ではなくて「骨格」です。「骨格」が体を正しく支えてくれる程「筋肉」は体を支える仕事から解放されます。どんな動きの中でも体が正常に軽やかに使える上に、歳をとっても若々しく居られると言う事です。
動作が楽なだけで無く、筋肉も血液循環も神経組織も、全ての内臓の働きや精神状態まで、体の全ての組織は最終的に「骨格」によって正しく支えられることでこそ正常な作動が成り立っているのです。
逆に言うと、「骨格」が崩れる事が「全ての病気」を引き起こす要因と成っているのです。
その最も重要な骨格の中心の「腰」からのSOSが「腰痛」ですので、その事の重大性に気付いて頂きたくて文を書きました。
私の周囲にも「痛み」を解消するだけで日々を過ごされている方々が多く居ます。その「痛みを解消するだけの日々」が、腰だけでなく他の部位を損傷させて行きます。
直接的に分かり易いものでは、膝関節の変形、首、背中、腰などの背骨の損傷(ヘルニア、滑り症、圧迫骨折、狭窄症)?最近多く聞く「脊柱管狭窄症」も急になるのではなく、なるまでには30年くらいの年月が掛かっています、少しでも早く対処を始めて下さい。
「姿勢」と言わず、敢えて「骨格」という言葉を使っていますが、「姿勢」と言うより、もう少し細かく見直す必要が有るので、「筋肉」と対比して「骨格」、具体的に重要なのは「関節」です。
読み難い拙い文章ですが、40年以上骨盤からの治療をして来た「現場」からの声です。深く読み解いて頂けたら嬉しいです。

2021年8月13日